集英社ゲームズ×SAYIL GAMESが放つ、異次元のスポーツアクション
台湾の新進気鋭デベロッパーSAYIL GAMESと、良質なタイトルを次々と送り出す集英社ゲームズがタッグを組んだ注目作『BAKUDO』。
学園SF×球技×ボスラッシュアクションという、文字列だけで好奇心をくすぐられる本作の体験版(デモ版)が配信中だ。
チュートリアルと2体のボスバトルを体験できる内容となっているのだが、結論から言おう。この体験版、個人的に好きな要素が詰まりすぎていて脳汁が止まらない。
ただの球技と舐めてかかると一瞬で叩き潰される「死にゲー」的な緊張感と、完璧に技を打ち返した時の圧倒的な快感。製品版への期待が爆発した本作の魅力を、プレイフィールとともに語っていきたい。

これはドッジボールではない、「ボールで殴り倒す」異次元の球技だ
本作の基本ルールは「ボールを相手に当てる」というシンプルなものだ。
しかし、その実態はドッジボールなどという甘っちょろいものではない。
文字通り「ボールで敵を叩きのめし、ぶっ倒す」異次元の球技アクションである。
プレイヤーが使用できるアクションは非常に多彩だ。
ストレートや左右のカーブを投げ分ける「投球」、迫るボールを受け止める「キャッチ」、さらにジャンプやダッシュ、攻撃の隙を突いて叩き込む「スマッシュ」まで揃っている。
そして、本作で最も脳汁が吹き出すポイントが「パリィの競り合い」だ。
相手の攻撃球に合わせてタイミングよく弾き返すとパリィが発生するのだが、なんと敵もその弾き返したボールをさらにパリィで返してくる。
「パリィ → パリィ返し → パリィ返し返し……」
目にも留まらぬ速度で繰り広げられる怒涛のラリー。この息もつかせぬ高速の応酬に競り勝ち、相手が根負けしてダウンした瞬間の爽快感はまさに格別だ。
また、ただボールを投げるだけでは敵にダメージを与えられないのも面白いところ。敵の弱点露出に合わせてストレート・右カーブ・左カーブを的確に打ち分ける必要があり、フィジカルな反射神経だけでなく瞬時の判断力が求められる巧みなシステムとなっている。
癖に刺さりまくるデザインと愛すべきボス
ゲームシステムもさることながら、本作はビジュアルとキャラクターデザインの「癖(ヘキ)」の刺さり具合が素晴らしい。
カートゥーン調のアニメーションで描かれるグラフィックはスタイリッシュかつポップ。
浮遊するガントレット(ロボットの腕)を武器に戦う主人公「ユーリア」のデザインをはじめ、キービジュアルで異彩を放つ整備士「イーヴィ」など、登場人物がことごとく魅力的でかっこいい。

そして体験版で登場するボスキャラクターたちも個性の塊だ。
中でも個人的なお気に入りは、変なロボこと「ケイド」。
コミカルで独特な動きと、無駄に調子に乗った性格が最高に愛おしい。
なんとバトル中、観客に向かってポーズを決めて調子に乗っている瞬間が最大の弱点になっている。
しかもポーズごとに当たる球種(ストレート/カーブ)が変わるという無駄なこだわり(褒め言葉)ぶりだ。
こうした細かな演出やキャラクターの愛らしさが、殺伐としがちなボスラッシュに抜群の味を添えている。
「覚えゲー」だからこそ完封した時の脳汁がヤバい
本作の難易度を一言で表すなら「上質な死にゲー」だ。
といっても、フロム・ソフトウェアの作品のような理不尽なまでのシビアさがあるわけではない。
敵の予備動作や攻撃パターンがしっかりと作り込まれており、パターンを「覚えて」冷静に対処すれば確実に勝てる絶妙な調整が施されている。
やられた瞬間に即座にボス戦の最初からやり直せる爆速のリトライ性も高評価だ。
試行錯誤のストレスが一切なく、中毒性のあるリプレイ体験を生み出している。
プレイヤースキルが如実に反映される点も熱い。
たとえば「キャッチ」アクション。
判定自体は甘めに作られているものの、タイミングを合わせた「ジャストキャッチ」でなければ、ボールを受け止められてもこちらのHPがじわじわ削られてやられてしまう。
空中で一回転して飛んでくる異次元の魔球や、爆速のストレートなど、ユニークで面白い敵の攻撃モーションを反復練習で見極め、完璧にジャストキャッチできるようになっていく過程がたまらなく楽しい。
また、相手の弱点(ポーズや体勢)を狙って投球する場面では、ずっと弱点を晒し続けてくれるわけではないため、焦って投げると隙を晒すことになる。この緊張感と駆け引きが絶妙だ。
覚えたパターンを脳内で完璧にトレースし、敵を完封して叩き潰した瞬間に脳汁がドバドバと吹き出す圧倒的な快感がそこにはある。
製品版に期待したい「さらなる脳汁」への要望
体験版の時点で完成度が高く、すでにドハマリしている本作だが、個人的に製品版でさらにブラッシュアップされると嬉しいポイントが2点ある。
ひとつは、ヒットストップやSE(効果音)の強化だ。
パリィが成功した瞬間やボールが激しくクリーンヒットした際、画面の揺れや打撃音がもっとド派手になれば、脳汁の噴出量は間違いなく倍増するだろう。
もうひとつは、空中スマッシュの操作性(軸合わせ)だ。
ボールが空中にある際、自キャラの軸をボールに合わせるのがやや難しく、攻撃がスカってしまう場面が見受けられた。
このあたりのエイム補正や操作感が調整されれば、よりテンポよく技を叩き込めるはずだ。
製品版を全裸待機せよ!今すぐ体験版を遊ぶべき理由
チュートリアルとボス2体というコンパクトなボリュームでありながら、『BAKUDO』体験版が残したインパクトは絶大だった。
ハイスピードなパリィ合戦の快感、癖になるビジュアル、そしてパターンを覚えて勝利したときの最高の達成感。「ドッジボール×死にゲー×ボスラッシュ」という新たなジャンルの扉を開いた本作は、アクションゲーム好きなら触らない手はない。
気になった方は、ぜひ今すぐSteamで体験版をダウンロードし、この「脳汁ドバドバ」の体験を味わってみてほしい。間違いなく、製品版が待ち遠しくてたまらなくなるはずだ。



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