「安価な中華製ガジェットって、正直どうなんだろう?」
AmazonやSNSでガジェットを探していると、数千円から1万円前後で購入できる海外製のオーディオ機器をよく目にする。
かつての中華製ガジェットといえば「安かろう悪かろう」の代名詞のような扱いを受けることも多かったが、最近の製品は見た目も機能も急速に進化しているようだ。
とはいえ、実際に自分の財布からお金を出して買うとなると、「音質はスカスカなんじゃないか」「ノイズキャンセリングは効くのか」「すぐ壊れないか」といった不安は尽きない。
そこで今回は、高コスパで話題のオーディオブランド『SOUNDPEATS(サウンドピーツ)』から、ワイヤレスヘッドホン「Space Pro」と完全ワイヤレスイヤホン「C30」の2製品を実際に購入。
普段の音楽鑑賞からスマホゲームの実機プレイまで徹底的に使い込み、その実力を本音で検証してみた。
オーディオブランド『SOUNDPEATS(サウンドピーツ)』とは?
今回検証する『SOUNDPEATS(サウンドピーツ)』は、2010年に設立されたオーディオ専門ブランドだ。
1万円以下の低価格帯を中心に、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンをグローバルに展開している。
最大の特徴は、圧倒的なコストパフォーマンスの高さだ。
5,000円〜1万円前後の価格帯でありながら、ハイレゾ対応コーデック(LDAC)や強力なアクティブノイズキャンセリング(ANC)、多機能な専用アプリへの対応など、大手メーカーのハイエンド機に迫る機能を積極的に搭載している。
国内の有名なオーディオアワード「VGP」でも数々の金賞やコスパ大賞を受賞しており、ガジェット好きの間ではすっかりおなじみのブランドとなっている。
かつての中華ガジェット界隈といえば、届いてみたら写真と違うチープな質感だったり、まともに接続できないような初期不良品が混ざっていたりといった「安物買いの銭失い」な体験も珍しくなかった。しかし現在のオーディオ界隈において、SOUNDPEATSをはじめとする新興ブランドは、単なる「安売り」から「価格破壊クラスの高品質」へと完全にステージを引き上げている。

ほほぅ、調べた限りだと中華製がジェットも悪くなさそう
ただ現状Amazonとかの商品説明なんかも誇張表現が今だにあるし、怪しさは拭えないな…

マスターは誇張表現抜きに怪しいですよ

えぇ…急に悪口…
製品の概要と外観チェック
まずは今回購入した2製品のパッケージから外観、ボタン配置や基本的なスペックを順番に見ていこう。
ワイヤレスヘッドホン「Space Pro」

「Space Pro」は、重厚でかなりしっかりとしたパッケージに梱包されて届いた。
安価な製品にありがちな箱の潰れやチープ感はなく、開封の時点から所有欲を満たしてくれる。
本体外装は全体的にマットな質感のプラスチックで仕上げられており、安っぽさは微塵も感じられない。
ハウジングのサイド部分には手触りの良いシリコン素材が採用されており、そこに『SOUNDPEATS』のブランドロゴが主張しすぎない程度にあしらわれているのが好印象だ。
全体として非常に落ち着いた、スタイリッシュなデザインにまとまっている。

ボタン類や端子類の構成は以下の通りだ。
・左側:ANC(アクティブノイズキャンセリング)切り替えボタン、充電用USB Type-Cポート
・右側:音量「+」「ー」ボタン、電源ボタン、3.5mm AUXイヤホンジャック
直感的に操作しやすい物理ボタン配置となっており、有線接続用のジャックが備わっているのも嬉しいポイントだ。
総合的に見て、価格(約8,000円〜10,000円)以上の質感とデザイン性を備えていると感じた。
【Space Pro 基本スペック】
| 項目 | スペック・仕様 |
| 製品タイプ | オーバーイヤー ワイヤレスヘッドホン |
| ドライバー構成 | 40mm + 10mm 同軸デュアルダイナミックドライバー |
| 対応コーデック | LDAC, AAC, SBC(Hi-Res Wireless認証) |
| ノイズキャンセリング | 最大-47dB ハイブリッドアクティブノイズキャンセリング(ANC) |
| バッテリー持続時間 | 最大151時間(ANC OFF時) / 急速充電対応 |
| 接続方式 | Bluetooth 5.4 / 3.5mm AUX有線接続 |
| 主な機能 | マルチポイント接続(2台同時)、専用アプリ対応、折りたたみ機構 |
完全ワイヤレスイヤホン「C30」

続いて、約5,000円というエントリー価格帯の完全ワイヤレスイヤホン「C30」だ。
充電ケースは、手のひらにすっぽり収まるコンパクトなサイズ感。
表面はマットなプラスチック製だが、レザー風のエンボス模様が施されており、指紋が目立ちにくい工夫がされている。ケース中央にはLEDインジケーターが配置されており、充電状態やペアリング接続時が一目で分かる仕様だ。
イヤホン本体はケースとは対照的にツルッとした質感のプラスチックで、側面にはシルバーのSOUNDPEATSロゴが印字されている。
本体に物理ボタンはなく、ロゴ部分をタップして操作するスタイルだ。

質感としては若干のプラスチック感・安っぽさはあるものの、約5,000円という価格と「普段使いのイヤホン」であることを考えれば、十分以上に満足できるクオリティに仕上がっている。
【C30 基本スペック】
| 項目 | スペック・仕様 |
| 製品タイプ | カナル型 完全ワイヤレスイヤホン(TWS) |
| ドライバー構成 | 12mm ダイナミックドライバー |
| 対応コーデック | LDAC, AAC, SBC(Hi-Res Wireless認証) |
| ノイズキャンセリング | 最大-52dB ハイブリッドANC(耳道自動適応) |
| バッテリー持続時間 | イヤホン単体 約10時間 / ケース込み 最大約52時間 |
| 接続方式 | Bluetooth 6.0 |
| 主な機能 | マルチポイント接続、外音取り込みモード、IP54防塵防水、専用アプリ対応 |

スペックを見るといい感じにみえるな
有名メーカーで同スペック帯のヘッドホンの比較をまとめてよ!

マスター、そんなのはご自身で調べてください
アンバーはマスター程暇ではないのです

辛辣だな、いいから調べて!

仕方がないマスターですね…
以下が有名メーカーと「Space Pro」および「C30」の同スペック帯の比較です
忙しいのでもう呼ばないでください
| 項目 | SOUNDPEATS Space Pro | Anker Soundcore Space Q45 | SONY WH-CH720N |
|---|---|---|---|
| 想定実売価格 | 約8,000円〜10,000円 | 約14,990円 | 約18,000円 |
| ドライバー | 40mm+10mm 同軸デュアル | 40mm | 30mm |
| コーデック | LDAC / AAC / SBC | LDAC / AAC / SBC | AAC / SBC |
| ANC(ノイキャン) | ハイブリッドANC(最大-47dB) | ウルトラノイズキャンセリング2.0 | デュアルノイズセンサー |
| 最大再生時間 | 最大151時間 | 最大65時間 | 最大50時間 |
| 接続方式 | Bluetooth 5.4 / 3.5mm有線 | Bluetooth 5.3 / 3.5mm有線 | Bluetooth 5.2 / 3.5mm有線 |
| 主な特徴 | 同軸2ドライバーによる高音質、圧倒的なスタミナ | バランスの取れた機能性 | 軽量(約192g)で付け心地が良い |
| 項目 | SOUNDPEATS C30 | Anker Soundcore P40i | SONY WF-C510 |
|---|---|---|---|
| 想定実売価格 | 約4,980円 | 約7,990円 | 約9,900円 |
| コーデック | LDAC / AAC / SBC | AAC / SBC | AAC / SBC |
| ANC(ノイキャン) | ハイブリッドANC(最大-52dB) | ウルトラノイズキャンセリング2.0 | なし |
| 最大再生時間 | 最大52時間(単体10時間) | 最大60時間(単体12時間) | 最大22時間(単体11時間) |
| 防水規格 | IP54(防塵・防滴) | IPX5 | IPX4 |
| 主な特徴 | 5,000円以下でLDAC&強力ANC対応 | スタンド機能付きケース | 超小型・軽量で高装着感 |

こう見るとめちゃめちゃ安いな
とりあえず実際に買って使ってみるか!
【実機レビュー】「Space Pro」を使ってみて感じた本音
ここからは、実際に「Space Pro」を日常生活やゲームプレイでじっくり使い込んで感じたリアルな使用感をレビューしていく。
音質:クセがなく聴きやすいフラットな“優等生”
使い始めて最初に感じたのは、音のまとまりの良さだ。
「格安のヘッドホン」にありがちな、低音だけが不自然に響いてボワついたり、ボーカル帯域だけが浮いて聴こえたりするような極端な偏りが一切ない。
高音から低音まで全域にわたって変なクセがなく、非常に音の再現性が高い。
どんなジャンルの音楽を流していても特定の帯域が主張しすぎないため、長時間の作業中に聴き流していても耳が疲れにくいのが大きなメリットだ。
まさに「どんな曲にも難なく対応する優等生」といった印象である。
一方で、標準状態では全体的にフラットすぎるため、「重低音をガンガンに効かせてテンションを上げたい」「ボーカルの伸びやかさを際立たせたい」という人には、少し物足りなく感じるかもしれない。
その場合は、専用アプリからイコライザ(EQ)を自分好みに調整してカバーするのがおすすめだ。
遅延・ゲーム性能:アニメ鑑賞は快適だが、ゲームはモード切り替えが必須
ワイヤレス機器で気になる遅延(音ズレ)についても詳しく検証してみた。
まず、アニメや映画などの動画視聴に関しては、唇の動きと音声のズレを意識させられるような違和感はほぼゼロ。非常に快適に鑑賞することができた。
気になるゲームプレイ時の挙動だが、今回はスマホ版『原神』を使用し、Bluetooth接続のゲームパッドと「Space Pro」を同時に接続した状態でテストを行った。
標準モード(ゲームパッド+Space Pro接続)では、ボタンを押してから攻撃音や効果音が鳴るまで、ワンテンポ明確に遅れるのを感じる。アクションの操作感と音が乖離してしまう印象。
専用アプリから低遅延な「ゲームモード」へ切り替えると、音ズレは大幅に改善された。
若干のフレーム単位の違和感は残るものの、フィールドの探索やバトルを行う分には問題なくプレイできるレベルに収まる。
なお、ゲームパッドを解除してスマホの画面直接操作に切り替えても遅延の傾向は大きく変わらなかった。
結論として、『原神』のようなRPGやアクションゲームであればゲームモードONで十分実用的だが、判定がシビアな音ゲー(リズムゲーム)でのプレイは流石に厳しいと感じた。
アクティブノイズキャンセリング(ANC):日常の騒音を打ち消す圧巻の静寂性
ノイズキャンセリング性能については、想像以上に強力で驚かされた。
特に印象的だったのが屋外での使用だ。
車通りの少ない狭い路地でANCをONにして歩いてみたところ、後方から接近してくる車の走行音がほとんど聞こえなくなり、「これは逆に危ないかもしれない」と焦って外音取り込みに切り替えたほどだった。
ちょうど使い始めたのが秋口だったのだが、夜になると外で聞こえる虫の声すら一切カットしてくれる。
また、音楽を再生せずに単なる「耳栓」として使用するのも効果的だ。
カフェなどの外出先で集中して記事執筆を行いたい場面でも、周囲のガヤガヤした環境音や雑音をしっかり低減し、作業に没頭できる静寂を作り出してくれる。
総評:価格以上の満足度を誇る高コスパヘッドホン
同価格帯(約8,000円〜10,000円)の製品と比較しても、筐体の質感、クセのない素直な音質、強力なANC機能と、全体的な完成度は非常に高い。
ハイエンド機と比べれば細かな解像感などで見劣りする部分は当然あるものの、「1万円以下で購入できるワイヤレスヘッドホン」としては頭一つ抜けた満足感がある。
間違いなく価格以上の価値を感じられるコスパ抜群の1台だ。
【実機レビュー】「C30」を使ってみて感じた本音
続いて、暑い時期でも手軽に使えるサブ機として購入した完全ワイヤレスイヤホン「C30」の実機レビューをお届けする。
音質:安価なイヤホン特有のシャカシャカ感がなく、低音がしっかり響く
正直なところ、夏場の蒸れ対策用かつ約5,000円という低価格帯ということもあり、音質面にはそこまで大きな期待を寄せていなかった。
しかし実際に音を鳴らしてみると、良い意味で期待を裏切られた。
格安イヤホンにありがちな「高音が刺さるようなシャカシャカ感」が一切なく、全体的にどっしりとしたまとまりのあるサウンドだ。
特に好印象だったのが、イヤホンサイズでありながら低音がしっかりと沈み込んで響く点である。
繊細な音の解像感を極めるようなタイプではないものの、普段の音楽鑑賞であれば十分に満足できるクオリティに仕上がっている。
遅延・ゲーム性能:動画でも音ズレを感じるため、音楽鑑賞・作業用と割り切るのが吉
一方で、遅延に関しては「Space Pro」と比べて明確な弱点が見られた。
ゲームプレイはもちろんのこと、YouTubeやアニメなどの動画視聴においても、映像の口パクと音声がワンテンポ遅れて聴こえてくるのがハッキリと認識できるレベルだ。
そのため、動画鑑賞やゲーム用途として購入するのは正直おすすめできない。
本機はあくまで「音楽を聴く」「ポッドキャストやラジオを聴きながら作業する」といった、映像との完全な同期を求めない用途に割り切って使うのがベストだ。
アクティブノイズキャンセリング(ANC):ノイキャン性能は優秀だが、高音域の挙動とタッチ音に癖あり
ノイズキャンセリング機能自体は、約5,000円の価格を考えれば十分に騒音を抑えてくれる。
ただし、低音域の雑音をしっかりカットしてくれる反面、高音域の音に対してはやや弱い印象を受けた。
また、実際に使っていて少し面白い(かつ困った)現象にも遭遇した。
近所のスーパーにあるエスカレーターに乗って注意放送を聞いている時だけ、なぜか「ザザッ」と大きめのノイズが発生するバグのような挙動が見られたのだ。
特定の周波数や音声帯域にマイクが過剰反応してしまったのかもしれないが、特定の環境下でこうした挙動が起こる点は頭に入れておくと良いだろう。
もう一点、日常使いで気になったのが本体のタッチ操作だ。
マイクやタッチセンサーがイヤホン本体の側面に配置されているため、耳への収まりを調整しようと本体に触れた際、「ゾリゾリッ」というタッチ音がダイレクトに耳へ響いてしまう。
装着感を直す機会が多い人にとっては、少しストレスに感じる部分かもしれない。
総評:割り切りが必要だが、音楽用としてはコスパ良好
動画やゲームでの遅延、操作時のタッチ音など、価格相応に妥協すべきポイントはいくつか存在する。
しかし、「5,000円以下で購入できる、低音がしっかり効いたノイキャン付き音楽用イヤホン」として割り切って評価するのであれば、コストパフォーマンスは決して悪くない。
夏の暑い時期や、ポケットにサッと忍ばせて外出するサブ機としては十分に役立ってくれる1台だ。
まとめ:どんな人におすすめ?
今回、SOUNDPEATSの「Space Pro」と「C30」の2製品を実際に使い込んでみて、それぞれが得意とするシーンやターゲットの違いがハッキリと見えてきた。
「どちらを買うべきか迷っている」という方のために、各製品の特徴とおすすめな人・向いていない人を以下にまとめたので、購入の際の参考にしてみてほしい。
| 製品名 | こんな人におすすめ! | あまり向いていない人 |
| Space Pro (ヘッドホン) | ・クセのない自然で高音質なサウンドで音楽を楽しみたい ・長時間バッテリーと強力なノイズキャンセリングを重視したい ・スマホでRPGやアクションゲームを遊ぶ機会が多い | ・デフォルトの状態で重低音をガンガン効かせたい人 ・判定がシビアな音ゲー(リズムゲーム)をワイヤレスで極めたい人 |
| C30 (イヤホン) | ・5,000円以下で低音の効いたノイキャン付きイヤホンが欲しい ・夏場の暑い時期や外出時のサブ機として手軽に使いたい ・動画やゲームではなく「音楽・作業用」として割り切れる | ・動画の口パク合わせやゲームプレイ時の遅延が気になる人 ・装着時のタッチ音や高音域のノイキャン処理に敏感な人 |

はえぇ~ちょっと惜しい部分はあるけどコスパ抜群だったな
クオリティも悪くないし、全然実用レベル!
中華製ガジェットの進化を感じるわ

マスターはいつになったら進化するのですか?

相変わらず口が悪いな
俺も日々進化してるわ!!
「中華製オーディオって実際どうなの?」という疑問からスタートした今回の検証。
実際に使ってみて分かったのは、かつての「安かろう悪かろう」というイメージは完全に過去のものであり、今や大手ブランドの製品にも引けを取らない実用性と完成度を備えているということだ。
もちろん、製品ごとの遅延の傾向や細かい操作性など、用途に応じてしっかり見極める必要はある。
しかし、「自分の用途に合っているか」さえクリアできれば、どちらも価格以上の圧倒的な満足感を与えてくれるコスパ抜群のアイテムであることは間違いない。
手頃な価格でノイキャンや高音質を手に入れたいなら、SOUNDPEATSの「Space Pro」と「C30」は、間違いなく選択肢の筆頭に入れて良いプロダクトだ。
ぜひ自分のライフスタイルに合った1台を選んで、快適なオーディオライフを楽しんでみてほしい。


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